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世界の頂点で響いたヨネックスの打球音 ルバキナ戴冠、車いす部門でもタイトル独占 全豪オープン2026

熱戦に終止符を打ったのは、時速183kmのサービスエース。

その瞬間、勝者のエレーナ・ルバキナ選手(カザフスタン)は控えめに拳を掲げるだけでした。ただそれは、クールなルバキナ選手にとっては、最大限の喜びの表現でした。歓喜に沸くファミリーボックスの様子からも、この勝利の持つ価値は見る者に十分伝わったことでしょう。2026年全豪オープン優勝。それはルバキナ選手にとって、2022年のウィンブルドン以来のグランドスラム制覇でした。

ルバキナ選手のテニスを会場で目の当たりにした人が、まず驚かされるのは、ボールを捉えた瞬間の“音”かもしれません。長くしなやかな腕でラケットを振りぬくと、心地よい打球音が響き、放たれたボールは相手コートに鋭く突き刺さります。2時間18分に及んだ決勝戦でも、ウイナーは28本。そのたびに乾いたインパクト音と大歓声がコートを包み込みました。

 

女子ダブルスでは、エリーズ・メルテンス選手(ベルギー)が、中国選手とのペアで優勝を果たしました。シングルス、ダブルス両方で活躍を続ける30歳のメルテンス選手にとって、グランドスラム・ダブルス優勝は通算6度目。メルボルンでは3度目となるビッグタイトル獲得となりました。

車いす部門では、小田凱人選手(日本)が圧倒的な強さで男子シングルスの頂点に立ちました。小田選手は昨年9月の全米オープン制覇により、史上最年少でキャリア・グランドスラムを達成。今大会の優勝で、昨年の全仏オープンから続く「グランドスラム4大会連続優勝」という偉業も成し遂げました。さらに、グスタボ・フェルナンデス選手(アルゼンチン)とのペアで、ダブルス優勝も果たしています。

車いす部門女子では、李暁輝選手(中国)が、ディーデ・デ・フロート選手(オランダ)とのチームヨネックス同士の対決を制し、初の全豪オープンタイトルを獲得。加えてダブルスでも優勝を果たしました。今大会の車いす部門は、チームヨネックスが全タイトルを制する結果となりました。

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