
2014年10月、国際パラリンピック委員会よりパラバドミントン競技が2020年東京パラリンピックより採用されることが発表されました。また、日本においても2011年(平成23年)8月に約50年ぶりにスポーツ振興法(昭和36年制定)を全部改定した「スポーツ基本法」が定められ、障がい者のスポーツへの積極的な参加を推進することが明文化されています。
ヨネックスも障がい者のスポーツへの積極的な参加を歓迎し、また、そのはじめとして、パラバドミントンへの支援を積極的に行うことで各種障がい者スポーツ競技の普及と発展に寄与していきたいと考えます。
大きく分けて、車椅子と立位のカテゴリーがあり、それぞれの障がいに合わせてクラス分けがされています。競技規則としてはバドミントンとほぼ共通ですが、独自の競技規則もあります。例えば、下記のようにそれぞれのカテゴリーでコートの設定が異なります。
WH 1 | 車椅子(腹筋・背筋がほぼ全くできない、両足ともほとんど動かせない、大腿部分の切断部分が半分以上) |
WH 2 | 車椅子(腹筋・背筋ができる、片足が自由に動かせない、片大腿切断のうち切断部分が半分以上、片側が膝上切断でもう片側が膝下切断) |
SL 3 | 下肢障害(膝がなく義足を使用、片足・両足麻痺) ※義足、松葉杖の使用可 |
SL 4 | 下肢障害(膝があって義足を使用、軽度の片足麻痺)※義足、松葉杖の使用可 |
SU 5 | 上肢障害(腕・指の切断、片腕・両腕の麻痺) ※義手の使用不可 |
SS 6 | 低身長 |
※クラス分けは医者や専門のスタッフのメディカルチェックによって分けられます。
※大会によっては参加人数が少ない場合などはクラス統合される場合があります。
競技人口ではバドミントン人気が高いアジア勢が多数を占めています。日本国内では2020年東京オリンピックからの正式種目決定後、競技人口が増加傾向にあり、特に若い世代でパラバドミントンを始める方が多く見られます。
国内外含めて男性の競技者が多い傾向にあります。
それぞれ2年に一度開催される「世界選手権大会」と「アジアパラ競技大会」がパラバドミントンの2大大会とされます。
豊田まみ子(とよだ まみこ) | |
生年月日 | 1992年4月11日 |
経歴 | 精華女子高→筑紫女学園大 |
出身地 | 福岡県 |
身長 | 164cm/右利き |
得意プレー | 攻撃的なショット |
尊敬する選手 | Natalia Partyka選手 |
好きな言葉 | 努力は才能を超える |
2021年 | スペイン国際大会 単準優勝 |
2019年 |
世界選手権大会 単ベスト8 タイ国際大会 単3位 中国国際大会 単3位 デンマーク国際大会 単準優勝 日本国際大会 単3位 |
2018年 |
スペイン国際大会 単優勝、複準優勝 トルコ国際大会 単複 準優勝、混3位 タイ国際大会 単準優勝 ブラジル国際大会 単3位、複優勝 |
2017年 |
アメリカ国際大会 単優勝、混準優勝 世界選手権大会 単複3位 |
2016年 |
日本障がい者選手権 複 優勝 アイルランドパラインターナショナル 単・複 準優勝 日本障がい者選手権 複 優勝 |
2015年 |
パラ世界選手権 単 準優勝 パラ世界選手権 複 3位 パラインターナショナル 単 優勝 パラインターナショナル 複 準優勝 中国オープンパラ 単・混合 3位 |
2014年 |
仁川アジアパラ競技大会 単 ベスト8 日本障害者選手権大会 単・複 優勝 |
2013年 | パラ世界選手権 単 優勝 |