TENNIS NEWS

2019.10.30Events(イベント)ヒンギス、フーバーも参加!YONEX VAMOS・J初のドイツ・イギリスキャンプを開催

ドイツキャンプ with アンケ・フーバー(上)、イギリスキャンプ with マルチナ・ヒンギス(下)


最新のコーチング、トレーニングによってジュニアのレベルアップを図り、世界で活躍する選手の育成を目的とした「YONEX VAMOS・J」。初のドイツキャンプを10月11日から13日までデュッセルドルフで、同じく初のイギリスキャンプを10月18日から20日までロンドンで開催しました。現地ジュニアと周辺の国々からトップジュニアが参加し、元世界1位のマルチナ・ヒンギス(スイス)や元世界4位のアンケ・フーバー(ドイツ)もゲスト参加するなど、活気溢れるキャンプとなりました。

ドイツキャンプでは、中山芳徳氏とニック・ホルバート氏(クロアチア)が中心となり、日本のキャンプで培ってきたシステマチックなアプローチのプログラムを実施。フィジカルを土台に体のコーディネーション能力を高め、バリエーションをもたせた練習で、最終的にはプレッシャーの中で正しい判断が出来るよう、目的を持って取り組みました。

具体的には、ブレーキング(しっかり止まる動作)から様々なシチュエーションでのストロークや、ベースライン上から中に入る攻撃的なプレーに必要なスキルの取得、スローダウン(あえてペースを落とす)のための戦術的なスライスなどに取り組みました。

さらにセミナーでは、ホルバート氏がトッププロを例にストーリー性を持ってチャンピオンになる為のマインドを伝え、中山氏はゲームを発展させるために必要な具体的な3つのことをデータや映像を通して伝えました。


ドイツテニス界を支えたフーバーは、元世界4位の観点からジュニアにアドバイスを送り、セミナーでは自分でものごとを考えること、目標に向かってやり抜くことの大切さを自身の経験を元に説きました。

イギリスキャンプでは、ヒンギスが準備体操からジュニアと一緒のメニューをこなし、デモンストレーションの実演や、フットワークに関することなどをアドバイス。練習後にはジュニアからの質問に答えてくれました。


ヒンギスは「テニスのおかげで夢を叶えることができました。テニスを楽しいと思う気持ちを一度も失ったことはないです。ジュニアの皆さんがテニスで成功すること、笑顔が絶えないことを願っています。皆さんの笑顔は私にとって最大のご褒美です」とコメント。ジュニアは「自信を持つことと、ヒットする際にボールから目を離さないようにとマルチナがアドバイスをくれました」と満面の笑みでした。参加した現地コーチからは、「内容と目的を明確にしてからメニューが始まるのでわかりやすく、集中を持続できた」「今まで経験したことのないトレーニングで非常にためになった」という声が聞かれました。

ヨネックスは今後も世界を目指すジュニアの育成に取り組んでいきます。



ワールドジュニア(14歳以下)日本女子代表監督を務める

中山芳徳氏コメント
「VAMOS・Jで9年積み上げたプログラムを、現代テニスをリードするヨーロッパで行うチャレンジに大きな意義を感じています。世界基準としてプログラムしてきたものが、ヨーロッパの選手たちに受け入れられたことに大きな喜びを感じています。それを可能にしたのはチームスタッフとのチームワークであったことはいうまでもありません」

元クロアチア男子14歳以下代表監督で、ドナ・ベキッチやティメア・バボスのコーチも務めた実績を持つ

ニック・ホルバート氏コメント
「ジュニアはキャンプで学んだことを一生忘れません。プレーのレベルは関係ありません。テニスに興味があって、練習で集中できている、テニスをもっと学びたい情熱があるジュニアを私は探しています。成長を手伝ってあげられたら嬉しいです。それは、プロ選手でも8歳のジュニアでも関係ありません」

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