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波乱のウィンブルドン チームヨネックスが2週目へ躍進!

148年の歴史を誇る世界最古のグランドスラムが、真夏のような日が射すロンドン郊外のウィンブルドンで6月30日に開幕。
2週間に及び開催される華麗なる戦いは、第一週目が終わった時点(現地時間7月6日)で、男子2名、女子6名の“チームヨネックス”メンバーがシングルス本戦に勝ち残りました。今大会は、2回戦までに36名のシード選手が敗退するなど荒れ模様。これはウィンブルドンの歴史のみならず、あらゆるグランドスラムでの最多記録となりました。
特に女子では、第一週目が終った時点で、全ての優勝経験者が姿を消すことに。これにより、今大会で新女王が誕生すると共に、9年連続で異なる名が優勝プレートに刻まれることが確定しました。
16名に絞られたその栄誉への挑戦者のうち、チームヨネックスメンバーは6人。しかも37歳のラウラ・ジーゲムント選手(ドイツ)から20歳のリンダ・ノスコバ選手 (チェコ)、出産から復帰したベリンダ・ベンチッチ選手(スイス)に単複で活躍するエリーズ・メルテンス選手(ベルギー)、そしてNCAAチャンピオンのエマ・ナバロ選手と多彩です。
特に22歳のクララ・タウソン選手(デンマーク)は、今季は新コーチと転戦することで好調。実はそのコーチはボーイフレンドでもあり、「公私にわたって信頼できる人が近くに居てくれることが大きい」と、好調の理由を明かしました。
男子では、数週間前にトップ10デビューを果たしたばかりのベン・シェルトン選手(アメリカ)が、力強く2週目へ進出。3回戦の勝利後、シェルトンはコートインタビューで、応援してくれている家族やガールフレンドに感謝を伝えました。特にアメリカから駆け付けた姉については、「僕のラッキーチャーム。月曜には仕事で帰国しなくちゃいけないけれど、休暇を伸ばしてくれないかな?」とファンやカメラを通じて訴えました。作戦は見事成功!シェルトンは、姉の休暇が伸びたことをSNSで明かしたのです。“ラッキーチャーム”を得たシェルトンは、どこまで勝ち上がれるか?に注目です。
7月6日時点で、ヨネックスのラケットはウィンブルドンで大きな存在感を示しており、男子で3位(27名)、女子で2位(41名)、全体では使用率2位となっています。

ラウラ・ジーゲムント: EZONE 100、 POLYTOUR STRIKE 125
リンダ・ノスコバ: EZONE98、POLYTOUR STRIKE125、 ECLIPSION 5
ベリンダ・ベンチッチ: EZONE 100、 POLYTOUR PRO 125
エリーズ・メルテンス: EZONE100、 POLYTOUR PRO 125
エマ・ナバロ: VCORE 98、 POLYTOUR REV 125
クララ・タウソン: PERCEPT100、POLYTOUR SPIN 125 / POLYTOUR PRO 125
ベン・シェルトン: EZONE 98、 POLYTOUR STRIKE130、 POLYTOUR PRO 125
カミル・マイクシャク: VCORE 98、 POLYTOUR PRO 125