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チームヨネックスのアメリカ人スターたちが、レッドクレーの歴史に名を刻む 男子2選手がベスト8、女子2選手が4回戦へ 全仏オープン2025

パリの赤土は、長年にわたりアメリカ人男子選手たちにとって最も攻略の難しい舞台でした。最後に全仏オープンでベスト8に進出した米国男子選手は、2003年のアンドレ・アガシ。しかし、その歴史に今大会で新たな1ページが加わりました。

トミー・ポール、ベン・シェルトン、そしてフランシス・ティアフォーの3選手が揃って4回戦に進出。中でもティアフォーとポールは、見事ベスト8入りを果たしました。

ティアフォーは、全米オープンで2度のベスト4進出経験を持つものの、ローラン・ギャロスではこれまで3回戦が最高成績。しかし今大会では、1セットも落とすことなく堂々のベスト8進出を果たしました。

本人いわく「大会前の練習ではひどい状態だった」と苦笑しますが、試合を重ねるごとに手応えをつかみ、ファーストウィークを勢いよく駆け抜けました。

一方のトミー・ポールは、長い時間をかけて赤土との相性を高めてきた選手です。ローマ・マスターズでは2024年・2025年と連続して準決勝に進出。今大会でも3回戦で、ハンガリーのマートン・フクソービッチに02のセットダウンから大逆転勝利を収めています。

女子では、ジェシカ・ペグラ(USA)が3回戦では、2019年の全仏ファイナリストであるマルケタ・ボンドロソバ(チェコ)を相手に、分析力を生かした彼女らしい逆転勝利を見せ、4回戦へと駒を進めました。

また、マディソン・キーズ(USA)も全仏では2018年にベスト4進出の実績があり、苦手意識は見られません。12回戦をストレート勝ちで突破し、3回戦では同胞ソフィア・ケニンに4-6, 6-3, 7-5で逆転勝利を収めました。

 

なお、今大会の本戦出場選手におけるヨネックスラケット使用者は、男子29人、女子42人と合計71名にのぼり、ブランド別で第2位を記録。アメリカ勢が新たな歴史を刻むなかで、ヨネックスもまた世界の舞台で存在感を放ち続けています。

使用用具

トミー・ポール(USA) : VCORE 98

ベン・シェルトン (USA)   EZONE 98 / POLYTOUR STRIKE 125 / POLYTOUR PRO 125

フランシス・ティアフォー(USA)  PERCEPT 97POLYTOUR PRO 125

ジェシカ・ペグラ(USA) : EZONE 98

マディソン・キーズ(USA) : EZONE 98POLYTOUR REV 125

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