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中国が史上最多の14回目優勝 日本は銅メダルを獲得 スディルマンカップ2025
2年に一度開催される男女混合の国・地域別対抗戦スディルマンカップ。中国・廈門市でのファイナルステージは、5月4日に決勝戦が行われ、中国が韓国を下し、史上最多の14回目の優勝という金字塔を打ち立てました。日本はインドネシアとともに銅メダルを獲得しました。

スディルマンカップは、男女単複・混合複の5種目で争う団体戦。決勝戦では、地元開催となる中国が通算5回目の優勝を狙う韓国を3-1で退け、優勝杯を手にしました。
優勝を引き寄せたのは、混合ダブルスのフェン・ヤンジェ選手&ファン・ドンピン選手。女子シングルスにアン・セヨン選手という絶対的柱を持つ韓国は、実力が拮抗する第1試合の混合ダブルスで白星を掴みたいところでしたが、攻撃力でまさるフェン選手&ファン選手が84分の激闘のすえ、ソ・スンジェ選手&チェ・ユジュン選手を下しました。

続いて行われたシングルスによる第2、3試合は、それぞれ世界ランキング1位が順当に勝利。女子シングルスは韓国のアン選手が、男子シングルスは中国のシー・ユーチ選手がストレート勝ちし、勝負は第4試合の女子ダブルスへ。

緊張が高まるなか、顔を合わせたのは、世界1位のタン・ニン選手&リョウ・シェンシュウ選手(中国)と、世界3位のベク・ハナ選手&イ・ソヒ選手(韓国)。
このカードも実力が拮抗していましたが、攻守の転換が巧みな中国ペアが第1ゲームを先制、第2ゲームは9−15から16-16に持ち込まれるピンチをしのぎ、21-17で勝利。この瞬間、場内は地元チームの優勝に沸き立ち、会場全体で4連覇を喜びました。

一方、韓国は前回に続き、準優勝に留まりましたが、エースのアン選手は、「4回目のスディルマンカップ出場で、初めて決勝戦で勝利。大きなプレッシャーを克服できてうれしいです」と、自身の精神的な成長を喜びました。

一方、日本はインドネシアとともに銅メダルを手にしました。中国との準決勝は、0-3の完敗でしたが、準々決勝では、チャイニーズタイペイにストレート勝ち。男子シングルスで世界16位の渡邊航貴選手(BIPROGY)が世界7位のチョウ・ティエンチェ選手を退ける活躍が光りました。

また、マレーシアと対戦した予選リーグでは、志田千陽選手&松山奈未選手(再春館製薬所)が第5試合でファイナルゲームを奪取し、予選敗退の危機を凌いぐなど活躍を見せました。日本がスディルマンカップでメダルを獲得するのは6大会連続。今年も高い実力を世界に証明しました。


使用用具
シー・ユーチ:ASTROX 100 ZZ、BG80 POWER
タン・ニン:ASTROX 77 PRO、 BG66 ULTIMAX、 POWER CUSHION 65 Z SLIM
リョウ・シェンシュウ:NANOFLARE 800 PRO、 EXBOLT 65、 POWER CUSHION 65 Z SLIM
フェン・ヤンジェ:ASTROX 77 PRO、 AEROBITE、 POWER CUSHION 65 Z
ファン・ドンピン:ASTROX 77 PRO、 BG66 ULTIMAX、 POWER CUSHION 65 Z SLIM
アン・セヨン:ASTROX 77 PRO、 BG80、 POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
ソ・スンジェ:NANOFLARE 700、 BG80、 POWER CUSHION 65 Z
ベク・ハナ:ASTROX 88 S、 AEROBITE、 POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
イ・ソヒ:NANOFLARE 700、 AEROBITE、 POWER CUSHION ECLIPSION Z WOMEN
渡邉航貴:ASTROX 88 PRO、 AEROBITE、 POWER CUSHION 65 Z
志田千陽:NANOFLARE 800 、 NANOGY 95、 POWER CUSHION 65
松山奈未:NANOFLARE 700 、 NANOGY 95、 POWER CUSHION 65