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アン・セヨン選手が5月以来のワールドツアー優勝 日本勢は宮崎友花選手ら3組が3位入賞 中国マスターズ

多くのバドミントンファンが集まった中国マスターズ(Super750)は、1124日に各種目の決勝戦が行われ、チームヨネックスが4種目で頂点に立ちました。

女子シングルスは、世界ランキング1位のアン・セヨン選手(韓国)が、5月のシンガポールオープン(Super750)以来のワールドツアー優勝を果たしました。決勝戦で相対したのは、26歳のガオ・ファンジェ選手(中国)。初めてのSuper750の決勝となったガオ選手は固さが目立ち、21-1221-8でアン選手の勝利となりました。
アン選手は優勝後、「このタイトルを獲得できて、言葉では言い表せないほどうれしいです」と語っています。

アン選手が今秋ワールドツアーに出場するのは2回目。10月のデンマークオープンは準優勝だった

準決勝には、日本の次期エースとして期待される宮崎友花選手(柳井商工高)が進出、3位入賞を果たしています。第1ゲーム、アン選手には21-5で先制されますが、第2ゲームは20-13と先行。ここからアン選手の逆襲を許しましたが、18歳の宮崎選手にとってよい経験になりました。現在、世界ランキングは14位で、トップ10入りは目前です。

2回戦、デンマーク選手にマッチポイントを握られるも逆転勝ちするなどした宮崎選手

女子ダブルスでは、日本の志田千陽選手&松山奈未選手(再春館製薬所)と、福島由紀選手&松本麻佑選手(岐阜Bluvic/ほねごり)が3位入賞。いずれも準決勝で中国ペアに敗れましたが、地力を証明しました。

志田選手(左)&松山選手はデンマークオープン、熊本マスターズから3大会連続で3位入賞
9月にペアを結成した福島選手(右)&松本選手は、大会出場時の世界ランキングは167位ながら3位入賞

なお、女子ダブルスは、8月のジャパンオープンを制したタン・ニン選手&リョウ・シェンシュウ選手が優勝、今季5勝目を挙げました。10月に初めて世界1位になった2人は、さらなる活躍を予感させます。

タン選手(右)&リョウ選手は地元の大会で世界1位の貫禄を見せた

また、女子ダブルスのタン選手&リョウ選手に先立ち、地元ファンを沸かせたのは、第1試合の混合ダブルスに出場したフェン・ヤンジェ選手&ファン・ドンピン選手(中国)です。
決勝戦はマレーシアペアに21-23と先制されますが、第2ゲームは19-19から23-23までの一進一退の攻防戦に勝利し、第3ゲームは21-16で決着をつけました。

決勝戦、フェン選手(右)&ファン選手はマレーシアペアとの93分に及ぶ激戦を制した

男子ダブルスでは2023年世界選手権の王者ソ・スンジェ選手(韓国)が、21歳のジン・ヨン選手(韓国)と組み、初の栄冠を勝ち取りました。2人が国際大会に出場するのは、熊本マスターズに続き2回目。優勝の瞬間、ジン選手は、両手でガッツポーズし、勝利を喜びました。

ジン選手はこれまでsuper500の準優勝が最高成績だった

使用用具

アン・セヨン:ASTROX 77 PRO BG80 POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
宮崎友花:NANOFLARE 800 PRO AEROBITE POWER CUSHION 65 Z SLIM
ジン・ヨン:ASTROX 77 PRO
ソ・スンジェ:NANOFLARE 700BG80POWER CUSHION 65 Z
タン・ニン:ASTROX 77 PRO BG66 ULTIMAX POWER CUSHION 65 Z SLIM
リョウ・シェンシュウ:NANOFLARE 800 PRO EXBOLT 65 POWER CUSHION 65 Z SLIM
志田千陽:NANOFLARE 800 PRONANOGY 95POWER CUSHION 65 Z SLIM 
松山奈未:NANOFLARE 700NANOGY 95POWER CUSHION 65 Z SLIM 
福島由紀:ASTROX 88 D PRONANOGY 95POWER CUSHION 65 Z
松本麻佑:ARCSABER 7 PROAEROBITEPOWER CUSHION COMFORT Z WIDE MID
フェン・ヤンジェ:ASTROX 77 PRO AEROBITE POWER CUSHION 65 Z
ファン・ドンピン:ASTROX 77 PRO BG66 ULTIMAX POWER CUSHION 65 Z SLIM

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