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上松俊貴が日本選手史上初の男子シングルス世界王者、日本男子が国別対抗3連覇! 第17回世界ソフトテニス選手権大会

集合写真

9月3日~9日、韓国安城市(アンソン)の安城インターナショナルソフトテニススタジアムにて第17回世界ソフトテニス選手権が開催され、日本代表は上松俊貴(NTT西日本)の男子シングルス優勝、男子国別対抗戦の3連覇を含む、金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル1個を獲得いたしました。

男子シングルスで優勝し、ウイニングランをする上松俊貴
男子シングルスで優勝し、ウイニングランをする上松俊貴

大会はシングルスから開始。今シーズン全日本シングルス選手権でも3連覇を達成し、世界選手権でも優勝候補として臨んだ上松俊貴は、同じく優勝候補であるチャイニーズタイペイのチャン・ヨソン、韓国のキム・テミンなど強敵を次々に撃破。決勝では韓国の新鋭パク・ギヒョンに対し、3ポイントしか許さない圧巻の試合を披露。「世界1位になれこともすごく嬉しいし、日本選手として初めてこの種目で優勝できたことも嬉しい」と語り、見事シングルス世界王者に輝きました。
上松は、続くミックスダブルスにも高橋乃綾(どんぐり北広島)とエントリーし、昨年のアジア競技大会チャンピオンペアとして順当に決勝へ進みましたが、惜しくも敗れ準優勝となりました。ダブルスでは、金メダルを逃したものの、男子では上岡俊介・丸山海斗(Up Rise/one team)ペアが銅メダル、女子では高橋乃綾・久保晴華(どんぐり北広島/ナガセケンコー)ペアが銀メダルを獲得しました。

そして迎えた最終競技「国別対抗戦」。男子は3連覇、女子は連覇を懸けた闘いとなり、男女ともに順調に勝ち進み、準決勝でチャイニーズタイペイと激突。男子では船水颯人・広岡宙(稲門クラブ/NTT西日本)ペアがダブルス世界王者のユー・カイウェン/クォ・チェンチュンペアに対してファイナルを制す激闘を演じると、シングルス世界王者の上松も勝利を収め地元韓国が待ち構える決勝へ。地元の大声援を背に盤石の闘いを披露してきた韓国を相手に日本は「圧倒的」な試合を披露。1番手の上岡・丸山ペアが韓国のエースダブルスであるキム・テミン/キム・ボムジュンペア相手にストレートで勝利、続く上松も前シングルス世界チャンピオンのキム・ジヌン相手にこちらもストレートで完勝を収め、見事3連覇を達成しました。

上松が優勝を決め、抱き合う男子メンバー
上松が優勝を決め、抱き合う男子メンバー

女子の準決勝は日本の未来を背負う若手が躍動。女子代表6名のうち4名が10代で構成される若いチームですが、まずは前川愛生・宮前希帆(広島翔洋高校/関西学院大学)ペアが完勝を収め、続くシングルスは、天間麗奈(東北高校)がチャイニーズタイペイのエースチャン・チューリンを相手にファイナルの激戦を見事に制して決勝へ進出。
女子の決勝の相手も韓国となり、一番手として出場した高橋乃綾・久保晴華ペアはゲームカウント0-4と追い込まれるもののここから意地を見せ、ファイナルに持ち込む粘りを見せます。さらにはマッチポイントも握りますが、惜しくも挽回され勝利を逃すと、続くシングルスでは今大会シングルス、ダブルスで2冠を獲得しているイ・ミンソンが、前田梨緒(明治大学)を下し優勝。日本女子は惜しくも連覇を逃して銀メダルとなりました。

女子ダブルス準優勝の高橋・久保ペア。国別対抗戦でも意地を見せた。
女子ダブルス準優勝の高橋・久保ペア。国別対抗戦でも意地を見せた。

またヨネックスからも小林愛実・吉田澪奈が国際ソフトテニス連盟のワイルドカード枠で世界選手権に出場し、3回戦に進出しました。「この貴重な経験をチームのために活かしていきたい」と次の闘いへ向けて意気ごみを語っています。

ワイルドカードで出場したチームヨネックスの小林愛実
ワイルドカードで出場したチームヨネックスの吉田澪奈
ワイルドカードで出場したチームヨネックスの小林愛実・吉田澪奈

来年は、アジア選手権大会が韓国聞慶市(ムンギョン)で開催予定をしており、前回のアジア選手権大会はコロナ禍前の2016年日本大会となります。今大会の日本代表メンバーの中ではダブルスの船水・上松ペアが優勝、国別対抗戦でも日本男子が優勝しており、こちらも連覇が期待されます。

今後もヨネックスは、世界で活躍する日本代表チームをサポートしてまいります。

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