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チームヨネックスが全種目でワンツーフィニッシュ! 山口茜、志田&松山ら日本勢も躍動 フランスオープン
夏に向けたテスト大会を兼ね、新設された会場で行われたフランスオープン(Super750)。3月10日、各種目の決勝戦が行われ、チームヨネックスがすべての種目で優勝&準優勝の快挙を達成しました。日本勢は、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)、女子ダブルスの志田千陽&松山奈未ペア(再春館製薬所)が準優勝しました。
最終日の女子シングルスは、ファイナルゲームにもつれる好勝負となりました。
顔を合わせたのは、世界ランキング1位のアン・セヨン(韓国)と、日本のエース・山口茜選手(再春館製薬所)。今年1月、右足のけがから復帰した山口選手は、昨年9月以来となるワールドツアー決勝戦の舞台となりました。先制したのは、山口選手。ネット前への鋭いカットや、サイドライン際のスマッシュなどで16-16から主導権を握り、21-18で第1ゲームを奪取。しかし第2ゲーム以降、アン・セヨンがコートの四隅にシャトルを正確に送り、21-13、21-10で逆転、64分の激闘に終止符を打ちました。
試合後、アン・セヨンは、「夏に向けていい結果を残せてうれしい」と笑顔でした。
女子ダブルスは、88分の激闘を制した、世界ランキング1位のチェン・チンチェン&ジア・イーファンペア(中国)が今季初優勝に輝きました。
世界ランキング6位の志田&松山ペアとは、1ゲームずつを分け合い、勝負は第3ゲームに。中国ペアは15-20と先にマッチポイントを握られますが、そこから驚異の5連続ポイントで、24-22の逆転勝ちを収めました。
男子シングルスは、一時、ケガで世界ランキングを44位まで下げていた中国のシー・ユーチ(中国)が1月のインドオープンに続いて今季2勝目を挙げました。
昨年の世界選手権を制したクンラヴァット・ヴィディットサルン(タイ)とは、22-20、21-19の接戦でしたが、角度あるショットでテクニシャンを封じ込めました。
男子ダブルスは、今年、初めて世界ランキング1位の座についたサッウィサイラジ・ランキレッディ&チラク・シェッティペア(インド)が、今季初優勝に輝きました。
1月、地元のインドオープン決勝で、2023年の世界選手権を制した韓国ペアに敗れましたが、今回は、世界16位のチャイニーズタイペイペアにストレート勝ちし、悔しさを晴らしました。
混合ダブルスは、世界4位のフェン・ヤンジェ&ファン・ドンピンペア(中国)が2023年の世界選手権を制した韓国ペアに競り勝って優勝。
15-15から抜け出し、1ゲーム目を奪うと、2ゲーム目は6-6以降、相手を寄せ付けませんでした。
使用用具
シー・ユーチ:ASTROX 100 ZZ、BG80 POWER
クンラヴァット・ヴィディットサルン: ASTROX 88 D PRO、 POWER CUSHION 65 Z C-90、 BG80
アン・セヨン: ASTROX 77 PRO、 BG80、 POWER CUSHION AERUS Z WOMEN
山口茜:ASTROX 100 ZZ、EXBOLT63、 POWER CUSHION 65 Z 3L
サッウィサイラジ・ランキレッディ:DUORA Z-STRIKE、 BG80、 POWER CUSHION 65 Z3
チラク・シェッティ:ARCSABER 11 PRO、BG80、 POWER CUSHION 65 Z 3L
チェン・チンチェン : ASTROX 100 ZZ、 AEROBITE、 POWER CUSHION 65 Z SLIM
ジア・イーファン : NANOFLARE 800、 BG80、 POWER CUSHION 65 Z C-90 SLIM
志田千陽: NANOFLARE 800、 NANOGY 95、 POWER CUSHION 65 Z SLIM
松山奈未: NANOFLARE 700、 NANOGY 95、 POWER CUSHION 65 Z SLIM
フェン・ヤンジェ: ASTROX 77 PRO、 AEROBITE、 POWER CUSHION 65 Z
ファン・ドンピン: ARCSABER 7 PRO、 BG66 ULTIMAX、 POWER CUSHION 65 Z SLIM