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櫻本絢子&宮浦玲奈ペアが日本一に。日本A代表の貫録を見せた! 全日本総合バドミントン選手権2023

12月30日、「第77回全日本総合バドミントン選手権大会」決勝戦が行われ、女子ダブルスの櫻本絢子&宮浦玲奈ペア(ヨネックス)が日本一の栄冠を手にしました。櫻本は初、宮浦は2年ぶり2回目の優勝です。
日本A代表で唯一、出場していた櫻本&宮浦ペアは、決勝戦で石川心菜&古根川美桜ペア(NTT東日本)と対戦。終始、攻撃的なフォーメーション、トップ&バックを築き、21―12、21―16で社会人1年目のペアを下しました。
櫻本は「(日本A代表の)上位3ペアが出場していない中、私たちが勝たなければいけない立場だった。その状況で優勝できたことは素直にうれしい」と喜びを語り、宮浦は「大きな展開から崩していくプレーができました」と勝因を語りました。
櫻本&宮浦ペアは、12月26日現在、世界ランク14位で、日本勢4番手。宮浦は、世界での立ち位置について、「必死に食らいついている。あきらめないで2人で頑張っていきたい」と2024年も夢に向かって邁進することを誓いました。
●櫻本絢子コメント
「今大会は一番上にいて、向かってこられる立場。(相手を)どれくらい跳ね返せるかで、自分たちの成長を図れると思っていました。今回、そこはしっかりできたのかな」
●宮浦玲奈コメント
「勢いで攻撃するのが私たちのよいところですが、海外では通用しないことが増えてきて。相手をどう崩すか考えたとき、レシーブの重要性を感じ、この1年、レシーブでの展開を増やしてきました。そこがよかった1年でした」
女子シングルスは、2023年3月にヨネックスチームに加わった仁平菜月が3位入賞。準決勝では、20歳の杉山薫選手(BIPROGY)に敗れましたが、2年連続の準決勝進出でヨネックスのシングルスの柱として存在感を示しました。
また仁平に勝った杉山選手は、決勝戦を制し、初優勝を飾りました。
桃田賢斗選手(NTT東日本)と渡辺航貴選手(BIPROGY)が顔を合わせた男子シングルス決勝は、桃田選手がファイナルゲームを制し、6回目の優勝。
桃田選手は、「今大会は日本のエースを決める大事だと思っている。たぶん他の選手より、大会にかける気持ちは強かった」と振り返りました。
男子ダブルスは古賀輝&齋藤太一ペア(NTT東日本)、混合ダブルスは山下恭平&篠谷菜留ペア(NTT東日本)がいずれも初優勝。古賀&齋藤ペアは、決勝戦でチームの後輩、山田尚輝&柴田一樹ペア(NTT東日本)を迎え、19、12本のストレート勝ちでした。
山下恭平&篠谷菜留ペアは、金子祐樹&松友美佐紀ペア(BIPROGY)を3ゲーム目で突き放して勝利。1ゲーム目をとられたあと、2ゲーム目は20―20と並ばれるピンチを迎えますが、しっかり踏み留まり、ファイナルゲームは14本で勝利。
勝ったあと、観客席に大きく手を振った篠谷選手は、「(全日本総合選手権の優勝は)夢見ていた日本で一番大きな舞台。うれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔でした。
