サプライチェーン方針
ヨネックスは、以下の方針に従い、調達先の資源の利用状況および人権・労働への配慮状況の把握に努め、持続可能なサプライチェーンの構築を目指します。
1.国内外の法令を遵守し、国際行動規範を尊重します。
2.公正で自由な企業間競争の下、すべてのお取引先と適正な取引を行います。
3.品質・価格・納期等を公平に比較し評価するとともに、法令遵守・人権尊重・適切な労働環境・環境保全を重視した取引先を選定することにより、お客様への責任を果たし、持続可能な社会の実現を目指していきます。
4.お取引先の機密情報や知的財産を尊重し、不正な取得や使用は行いません。
5.透明で健全な取引を通じてより良いパートナーシップを構築し、お取引先との信頼関係を築きます。
6.お取引先との相互発展につとめ、ともに社会的責任を果たしていきます。
2021年8月改訂
ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ・ガイドライン
持続可能な調達の実現に向け、法令遵守や人権の尊重、安全衛生の整備、環境への配慮などの取り組みの基準を「ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ・ガイドライン」に定め、世界各国のお取引先へ日本語、英語、中国語で配布し、ガイドラインの遵守と適切な取り組みを要請しています。
「サステナビリティ」についてお取引先と共通の理解を持ち、ともに取り組みを進めていくことで、サプライチェーン全体でサステナビリティを推進していきます。
ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ調査(SAQ)
お取引先の「ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ・ガイドライン」に対する取り組み状況の把握、および当社のサプライチェーンにおける課題を抽出するため、アンケート形式の「ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ調査※」を2022年より実施しています。
本調査によって明らかになった課題についてお取引先とともに改善に取り組むことで、持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでまいります。
※ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ調査(SAQ=Self-Assessment Questionnaire)
…ヨネックス サプライヤーガイドラインの項目に基づいて作成した当社独自の質問票
- ・対象サプライヤー
2022年はヨネックスグループの一次サプライヤー合計451社を対象とし、78.7%が回答 - ・調査項目
基本的なサプライヤー情報に加え、「ヨネックス サプライヤー・サステナビリティ・ガイドライン」に基づく以下の項目に沿った調査(全111問)を行いました。 - ・改善に向けた取り組み
今後、調査に対する全体のフィードバックを調査対象の全てのサプライヤーに通知するとともに、個別のサプライヤーとの対話を進めてまいります。
項目 | 例 |
---|---|
法令遵守・国際行動規範の尊重 | 法令等の基準達成を確認する体制の構築 |
人権・労働 | 強制労働、児童労働の禁止 ハラスメント、差別等の禁止 |
安全衛生 | 安全な職場環境の確保 労働災害の防止 |
環境 | 気候変動への対応(CO2削減等) 汚染防止、化学物質、廃棄物管理 |
倫理 | 腐敗防止 苦情処理メカニズム(内部通報制度) |
持続可能性に配慮した原材料調達 | 鉱物調達(紛争鉱物) 動物福祉 |
化学物質管理
当社では、安全な製品の提供と環境負担軽減のため、当社のお取引先とともに、化学物質を適切に管理するための取り組みを進めております。2022年には、国際的な法令や各国の規則で使用が禁止・制限されている化学物質とその制限値をリスト化し、化学物質の管理における遵守事項を「ヨネックス 化学物質管理取引ガイドライン」として定めました。
世界各国のお取引先にリストとガイドラインを送付し、当社の方針を理解していただくとともに、制限化学物質リストの確認や、必要に応じた含有化学物質に関する調査への協力をお願いしております。
- ・制限化学物質リスト
下記を含む法令・規制に対応して制限化学物質を特定しております。
地域・国 | 規制・法 |
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国際的な規制 | ・POPs条約 ・モントリオール議定書 |
日本 | ・化審法(第1種特定化学物質) ・家庭用品法 ・労働安全衛生法 |
EU | ・REACH規則(付属書14/17) ・RoHS指令 |
アメリカ | ・TSCA(PBT規則) ・カリフォルニア州プロポジション65 |
その他 | 販売製品に対し、人体や環境に影響を及ぼすリスクがある化学物質の使用を禁止・制限する各国の国内法 例)中国RoHS |