その年の世界一を決める個人戦である世界選手権。2021年は12月にスペインのウエルバで開催された。夏の大一番では苦しんだ日本勢だが、その悔しさを晴らすような活躍を見せた。
女子シングルスでは山口茜が、当時世界ランキング1位のタイ・ツーイン(チャイニーズタイペイ)を決勝で破って、初の世界女王に。世界選手権で女子シングルスを制したのは2017年の奥原希望以来2人目。「2021年最後の大会で勝って終われて、ほっとしました」と笑顔を見せた。また、男子ダブルスでは保木卓朗/小林優吾が同種目で日本勢として初となる栄冠を手にしている。保木/小林は世界選手権前に行なわれたワールドツアー最終戦であるワールドツアーファイナルズも制し、ビッグタイトル2冠を獲得。世代交代した男子ダブルスにおいて大ブレークを果たした。
男子シングルスは、当時24歳の新星ロー・ケンイゥー(シンガポール)が世界ランキング1位のビクター・アクセルセン(デンマーク)を破って優勝。
また、女子ダブルスは、チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国)が準決勝で18・19年女王の松本麻佑/永原和可那を破るなどして、頂点に立ち、その後の活躍の礎を築いた。
混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗と世界ランキング1位のデチャポル/サプシリー(タイ)が決勝で対戦し、タイペアが金メダルを手にした。
渡辺/東野は19年の銅メダルに続いてのメダル獲得で、「次は金」と22年開催の東京大会に向けて意気込んでいる。
世界の頂点を決める世界選手権が、初めて日本で開催される。各種目のナンバーワンをはじめトッププレーヤーが勢ぞろいする。
これまで以上にスピーディで攻撃的な選手たちが台頭する男子シングルスの注目は、昨夏からの勢いが続くビクター・アクセルセン(デンマーク)だろう。日本のエース・桃田賢斗は、ホームの声援を背に復活の狼煙を上げられるか。
女子シングルスは、連覇をねらう山口茜や5年ぶりの栄冠をめざす奥原希望の日本勢に期待が高まる。
ライバルになるのはチェン・ユーフェイ(中国)やタイ・ツーイン(チャイニーズタイペイ)、キャロリーナ・マリン(スペイン)などの強豪たち。
20歳のアン・セヨン(韓国)など若手にも大いにチャンスがある。
男女ともダブルスは保木卓朗/小林優吾、志田千陽/松山奈未の日本の新世代が世界の舞台で台頭。
連覇をねらう保木/小林のライバルは、世界ランク1位のマルクス・F・ギデオン/ケビン・S・スカムルヨ(インドネシア)やワン・チーリン/リー・ヤン(チャイニーズタイペイ)ら。
世界トップの力を誇る女子ダブルス陣は、力のある中国、韓国とメダルを争うことになりそうだ。
混合ダブルスでは、渡辺勇大/東野有紗が、初の世界選手権制覇をねらう。
その前に立ちはだかるのは中国の2強、ファン・ヤーチョン/ジェン・スーウェイ、ファン・ドンピン/ワン・イーリュウ、そしてデチャポル・プアヴァラヌクロー/サプシリー・タエラッタナチャイ(タイ)だ。
男子シングルス/世界ランク1位
長身から繰り出す重厚感のあるスマッシュに加え、ネット前ではテクニカルなプレーで相手の裏をねらう。
メンタルの成長が安定感につながり、昨夏の大舞台を制し、今年に入っても勢いは衰えない。
男子シングルス/世界ランク2位
鉄壁のディフェンス力を支えるのは、精度の高いロブと正確無比なヘアピン。
相手に主導権を握らせず、自分のペースに持ち込み得点を奪う。
2019年の国際大会年間11勝は史上最多タイトル。19年以来の栄冠をねらう。
女子シングルス/世界ランク1位
豊富なアイディアと巧みなラケットワークでトリッキーなショットを駆使し、相手を翻弄する。
好機でのジャンピングスマッシュも魅力。小学生の頃から各年代のトップを走り、2021年は世界選手権を制覇。連覇をめざす。
女子シングルス/世界ランク3位
高いレスポンス力と球際の強さで相手の攻撃をかわし、好機では強気な姿勢で仕掛けてポイントをつかむ。
5月の国・地域対抗戦ユーバー杯では韓国の若きエースとして同国12年ぶりの戴冠に貢献した。
男子ダブルス/世界ランク1位
絶妙なラケットワークと発想力で相手を翻弄するスカムルヨと、正確かつ鋭いスマッシュを連打するギデオンの攻撃は世界トップクラス。抜群の集中力を発揮することができれば、向かうところ敵なしの現役最強ペア。
男子ダブルス/世界ランク2位
サウスポーから繰り出す小林の豪快なスマッシュと、保木のクレバーな配球がかみ合えば、誰も止められない。
2019年世界選手権で銀、21年は金メダルを獲得。21年に日本男子ダブルスエースとして覚醒。連覇なるか。
女子ダブルス/世界ランク1位
豊富な運動量で試合をコントロールするチェン・チンチェンと、サウスポーから強烈なスマッシュを叩き込むジア・イーファンの攻撃は世界屈指。
2021年世界選手権で頂点へ立ち、現在世界ランク1位。
女子ダブルス/世界ランク5位
俊敏な動きと連係力を生かしたスピーディな攻撃が持ち味。志田が鋭いスマッシュを打ち込めば、前衛の松山が素早い反応で相手の返球を仕留める。
2021年後半に国際舞台で台頭し、22年全英オープンを制覇。勢いが光る。
混合ダブルス/世界ランク2位
後衛のデチャポルがコートを縦横無尽に駆け回ってラリーを組み立て、前衛のサプシリーが素早い判断で鋭くネット前で決めていく。
連戦に耐えられるスタミナも兼ね備え、現在世界ランキング2位に。
混合ダブルス/世界ランク3位
左利きの渡辺が緩急の効いたショットで相手を翻弄。相手の返球に東野は鋭くネット前に跳び込み、チャンスをものにする。
昨夏の大舞台で銅メダル獲得後も世界最前線で活躍を続け、世界選手権では初の栄冠をねらう。
2012年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダリストの藤井瑞希さんと、2018年世界選手権銀メダル、東京五輪ベスト8など日本の男子ダブルスの第一人者として活躍し、今年からヨネックスバドミントンチームのコーチを務める嘉村健士さんが、世界選手権の見どころを語る。
ともに世界選手権への出場経験がある二人は、日本で初開催となる大会について「世界選手権を日本でやるなんて、考えたこともないくらいすごいこと」(嘉村さん)、「どれだけ盛り上がるかワクワクする」(藤井さん)と興奮気味。
ふじい・みずき◎1988年8月5日生まれ、熊本県出身。青森山田高-ルネサス-ルーディンハウゼン(ドイツ)-ブリストル・ジェッツ(イギリス)-再春館製薬所。
2021年ロンドン五輪の女子複で銀メダルを獲得し、日本バドミントン界初の五輪メダリストに。12年にはパートナーの垣岩令佳とペアを解消したが、14年からドイツ、イギリスでプレーしたあと、17年2月に再結成。18年シーズンをもって現役を引退。現在は豊富な経験を活かし、バドミントンの普及活動や解説などのほか、社会貢献活動を行っている。
かむら・たけし◎1990年2月14日生まれ、佐賀県出身。唐津第一中-八代東高-早稲田大-トナミ運輸。
ジュニア時代からダブルスで活躍。大学ではインカレで2度の全国制覇。2012年にトナミ運輸入社後は、園田啓悟とのペアで全日本総合3度優勝(15・16・18年)。ワールドツアーでは16年香港OPなど5回優勝。世界選手権では17年に銅メダル、18年に銀メダルを獲得。世界ランキング最高位2位。2021年シーズンで第一線を離れ、4月よりヨネックスバドミントンチームのコーチに就任した。
藤井嘉村さんは、世界選手権では2度メダルを獲得しています。印象に残っている試合はありますか。
嘉村2018年の南京大会で銀メダルを取ったときの試合ですね。メダルをかけた対戦で、世界ランク1位のギデオン/スカムルヨペア(インドネシア)とすごく長いラリーが続いて。本当にきつかったですけど、それを我慢して、メダルを取った瞬間は今でも覚えていますね。
藤井その世界選手権が日本で開催されます。注目している海外選手はいますか。
嘉村東京五輪で金メダルを取ったチャイニーズタイペイのワン・チーリン/リー・ヤンペアですね。その後なかなか結果が出ていないのですが、大舞台に強いペアなので、ねらってくるのではないでしょうか。
藤井私が注目しているのは、リオ五輪金メダリストのキャロリーナ・マリン選手。左ヒザの前十字靭帯を切って、リハビリを経て復帰しました。私も同じケガを経験しているのですが、彼女は両足の前十字靭帯を切っているんですよ。それだけに、頑張ってほしいという思いがあります。
嘉村日本選手なら、やはりトナミ運輸の後輩・保木卓朗/小林優吾ペアに頑張ってほしい。
藤井二人は、2021年後半にすごく成長して、一気に成績を出した印象があります。女子は、志田千陽/松山奈未ペアですね。今、一番勢いのある女子選手。その勢いのまま、世界選手権で優勝してほしい。
嘉村日本は全種目優勝できる可能性があると思います。特に山口茜選手、保木/小林ペアは前回大会で優勝しているので、2連覇をねらえます。また、桃田賢斗選手は6月のマレーシア・オープンで決勝に勝ち上がっているので、復調してきていると思います。
藤井女子は単複ともに決勝で日本選手対決になる可能性もあると思っています。
嘉村自国開催ということで、選手はいつも以上に頑張りますよね。東京五輪は無観客でしたが、今回は有観客。東京体育館には満員の観客を入れられるそうなので、その雰囲気は選手を後押しするでしょうね。
藤井翌週には大阪でダイハツ・ヨネックスジャパンオープンが開催。今年は世界選手権の直後ということもあり、そのままトップ選手がこの大会にも出場します。この2週間が今から楽しみです。
当日会場にて受け取り可能な方専用のモバイルオーダーシステム「NARABUZZ(ナラバズ)」をご利用いただけます。 https://www.info.narabuzz.com/yonex-bwc2022tokyo
メインTシャツ
¥3,300(税込)
レッド・ブラック・フレンチブルー
S・M・L・O
コートTシャツ
¥2,700(税込)
フレイムレッド
SS・S・M・L・O・XO
ロゴTシャツ
¥2,500(税込)
ブラック・ダークピンク
SS・S・M・L・O・XO
ヘアバンド(2本組)
¥1,540(税込)
グレー/ブラック
25×1.2cm
PCMネッククーラー
¥2,500(税込)
スカイブルー
13×11cm
ベリークールフェイスマスク
¥1,200(税込)
ホワイト・ネイビーブルー・アクアブルー・
アイスグレー・パウダーピンク・ブラックネイビー
M・L(パウダーピンクはMサイズのみ)
真空断熱ケータイマグ0.6L
¥4,950(税込)
ブラック
真空断熱ケータイマグ0.35L
¥4,400(税込)
ブラック・ホワイト
扇子
¥1,100(税込)
ホワイト
21cm
必勝キーホルダー
¥500(税込)
ブルー・ライムグリーン・ピンク
4.5×7cm
TOKYO Tシャツ
¥4,180(税込)
ブラック/レッド・ホワイト/ブルー・ホワイト/オレンジ・ブラック/イエロー
S・M・L・O・XO
七分丈パンツ
¥4,500(税込)
ブラック
S・M・L・O
ハーフパンツ
¥5,280(税込)
ブラック・ネイビーブルー
S・M・L・O・XO
スポーツサンダル
¥5,610(税込)
ネイビーブルー
S(23.0~25.0cm)・M(25.5~27.0cm)・L(27.5~29.0cm)
スポーツタオル
¥2,000(税込)
ホワイト・ライトブルー
33×110cm
ボンサック
¥2,200(税込)
ブラック
29×29×52cm
トートバッグ
¥1,500(税込)
ナチュラル
39×37×11cm
スマホショルダー
¥1,500(税込)
ブラック
18×3.5×11cm
Aセット
ビクター・アクセルセン/山口茜/マルクス・F・ギデオン&ケビン・S・スカムルヨ
各1枚
Bセット
桃田賢斗/キャロリーナ・マリン/ラチャノック・インタノン
各1枚
クリアファイル(3枚1組)
¥1,100(税込)
A4(31×22cm)
※8月1日現在の情報です。詳細は会場にてご確認下さい。 ※一部商品は、ヨネックス東京ショールーム・ヨネックス【公式】オンラインショップでも取扱っております。 ※商品の仕様は変更となる場合がございます。
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2022年8月22日(月)〜28日(日)
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