2023年最後の四大大会にして、もっとも煌びやかで熱を帯びるテニスの祭典、全米オープンが8月28日にニューヨークで開幕。ヨネックス勢からは、シングルス本戦に男子19名、女子39名、総計58名（ラケット使用率2位）が参戦します。

中でも注目すべきは、やはり地元勢。女子3位のジェシカ・ペグラは、前哨戦のロジャーズカップ（カナダ、WTA1000）を制したばかり。地元ファンの声援を背に、低い軌道のフラットショットが一層勢いを増すでしょう。

男子の方でも、トップ10入りを果たしたフランシス・ティアフォーや、今季、チームヨネックスに加わって以来、急成長のトミー・ポールに期待が集まります。ティアフォーは昨年の全米オープンで、ポールは今年の全豪オープンでベスト４入り。二人ともに狙うは、さらなる先です。

その「さらなる先」の領域を知るのが、男子ではカスパー・ルード（ノルウェー）。昨年の同大会を含み、グランドスラム３大会でのファイナリストは、その経験を次なる成功へとつなげることでしょう。

女子ではエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）が、昨年のウィンブルドンと今年の全豪オープンで決勝の高みを経験済み。米国のハードコートとの相性も良いハードヒッターは、今大会の優勝候補です。

そしてもう一人、グランドスラム決勝の味を知るのが、新ラケットPERCEPTを使用して好調なベテランのスタン・ワウリンカ（スイス）。2016年全米オープンを含む３度のグランドスラム優勝者は、38歳を迎えた今もその爆発力は健在。初戦の西岡良仁との対戦は、剛対柔、力対技の心躍る一戦になるに違いありません。

使用用具

エレーナ・ルバキナ：
VCORE 100、 POLYTOUR FIRE 125、 トーナメントウェア
カスパー・ルード：
EZONE 100、 POLYTOUR SPIN 125、 POLYTOUR PRO 130、 POWER CUSHION ECLIPSION、 トーナメントウェア
ジェシカ・ペグラ：
EZONE 98
フランシス・ティアフォー：
VCORE PRO 97、 POLYTOUR PRO 125
トミー・ポール：
VCORE 98
スタン・ワウリンカ：
PERCEPT 97、 POWER CUSHION ECLIPSION、 トーナメントウェア