ALOHA! ウォーキングプロデューサーのOK和男(オーケーカズオ)です。
イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチは、次の言葉を残しています。「姿勢の悪さは背骨を歪め 万病の元凶となる」 ここで注目されている「背骨」の主な働きは2つあります。ひとつは、体重を支える事。そしてもうひとつは、体内を通る中枢神経を保護する事です。
そんな大切な働きを担う背骨を歪めるのが、姿勢の悪さだと指摘されています。そこで、専門学校や健康イベント、講師対象セミナーなどあらゆる機会に「悪い姿勢とはどんな姿勢ですか?」と受講者に質問してみました。その結果、老若男女問わず上位に「猫背」があがりました。
多くの方が、猫背は悪い姿勢だと認識していることが分かります。では具体的に何が悪いのかと言うと、見栄えが良くないという外見の印象。首・背中・腰をはじめとして身体の様々な部位に負担がかかる。神経や血管を圧迫して内臓に悪影響を及ぼす。胸郭や肺を圧迫して呼吸が浅くなる。など、たくさんのデメリットがあげられます。背骨が持っている本来のS字カーブが猫背(姿勢の悪さ)によって乱れてしまう事が、あらゆる心身の不調を引き起こし、万病のもとになると言う事です。
今回は、背骨を歪めて万病のもとになる「猫背姿勢」の豊富なデメリットリストの中から「腰痛リスク」について説明します。なお「腰」については、以前にもこの連載でご紹介しています。日本人の腰痛事情、私OK和男の腰痛体験、安静の目安、腰痛を起こしやすい人7つの特徴、動いて治す、しなやかにたおやかに原因を消す、筋肉の硬直を消す3つのOKポイント等をお伝えしました。
第9歩【腰痛解消ウォーキング】も合わせてご覧下さい。
元氣でしなやかな腰を手に入れて、健康美人寿命を延ばしましょう。そして毎日感動で心を温めて、私と一緒に笑顔でOKウォークを楽しみましょう♪
連載コラム第9歩の中で、腰痛を起こしやすい人7つの特徴をご紹介しました。その中から「姿勢の悪さが原因となり、骨格の歪みに繋がって腰痛を引き起こします」「腹筋などの腰まわりの筋肉の弱さも腰痛リスクになります」の2つをピックアップして掘り下げ「猫背・腰痛・筋肉」にフォーカスしてみます。
【姿勢からくる腰痛】
まず「姿勢の崩れ」「腰痛」といってもその原因は実に様々です。今回は、運動不足による筋肉の衰退が主な原因となるケースについて説明します。
私たちの身体を支えているお腹の筋肉(腹筋)・背中の筋肉(広背筋や脊柱起立筋など)・お尻の筋肉(臀筋群)・上半身と下半身を繋ぐインナーマッスル(腸腰筋)・太ももの筋肉(大腿四頭筋やハムストリングス)の衰えによって姿勢が崩れて、脊柱の歪みや骨盤の傾きが進み腰痛を引き起こします。
あなたは、長時間背中を丸めていませんか? 腹筋が緩んで背骨のS字カーヴがC字カーブ(猫背姿勢)になってしまうと、腰椎の椎間板に大きな負担がかかり続けてしまいます。すると筋肉の血行は悪化して、老廃物が筋肉に蓄積してしまい痛みの原因になっていきます。このように体幹の筋肉が弱り、姿勢が崩れて腰痛を起こすケースが多くみられます。
【筋肉が減ると損をする!?】
筋肉量の減少や筋力の低下が招くデメリットを自覚しましょう。
・姿勢が悪くなる・心身ともに疲れやすくなる・太りやすくなる・腰痛・発想もマイナス思考になる・自信がなくなる・人を避け外出も減る・万病のリスクが上がり、医療費は増加
【筋肉を良好に保つと得をする!?】
筋肉の量と質をOKな状態に保つことで、得られるメリットをニヤニヤするくらいリアルにイメージしましょう。
・姿勢が良くなる・呼吸が深くなる・疲れにくくなる・健康維持増進・美肌や美しいプロポーションなどの美容効果・若さ・行動力・集中力・忍耐力・運動能力・自信・印象が良くなる・颯爽と歩くスピードが上がる・体温が上がる・免疫力が上がる・健康寿命を延ばし、医療費は減少
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ウォーキングプロデューサー/日本肥満予防健康協会 名誉講師 日本体育協会公認スポーツプログラマー/JNWLノルディック・ウォーク公認指導員/NESTA PFT/化粧品検定1級/コスメコンシェルジュ OK和男 ウォーキングプロデューサーとして、学校・企業・芸能スクール・ミスコンテスト・ブライダルウォーキング・マナースクール・メタボやロコモの予防など様々な現場でのウォーキング指導・講演。日本は勿論、ハワイでのウォーキングイベント実施、ウォーキングインストラクターの養成など【歩きで人生を豊かに】をキーワードに、心と身体の健康美に関する活動をしている。 日本ボディデザイン協会代表 著書:「歩くだけでやせる!OKウォーク」(ソフトバンククリエイティブ) http://okkazuo.com/ |